《ヘッドドレスWSまでの道のり①》
花がら染め実験&ドライフラワーづくり フォトレポート
トッピングイーストでは、2021年10月から子どもと地域を音楽とアートでつなぐ「居場所形成」プロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトでは、地域の子どもたちに家や学校以外の場でも安心して過ごしてもらえるよう事務所を解放し、子どもが音楽や文化芸術に触れられる機会を提供し、また隅田川テラスで花守活動「はなもりん(通称)」も行い、シニア世代の方々との交流を続けています。
今回実施するヘッドドレスワークショップを通じて、普段話す機会が少ない子どもとシニア世代がお互いに関心を持ち、継続的な関係性をつくるきっかけにしたい!
このレポートでは、ワークショップ当日に向けて、日々の交流や活動の様子を公開していきます。
今トッピングイーストが育てているお花は、マリーゴールド、センニチコウ、観賞用とうがらし(カプシカム)の3種類。
ご近所に住んでいる小学生からおじいちゃん、おばあちゃん。お散歩ついでにいつも声をかけてくれる方々、そして地元の町会の皆さんたちと日々交流しながら、大切に育ているお花です。
このお花は、11月になると花の植え替えの時期を迎え、すべて撤去されてしまいます。せっかく育ててきたお花を何かに活用できないかと考えていたときに、ヴィヴィアン佐藤さんのヘッドドレスワークショップに出会いました。
ヘッドドレスにお花をインストールすることで、資源のアップサイクルするだけでなく、普段育てている花が、地域の魅力を再発見するきっかけになるかもしれない!そんなことを思いながら、このヘッドドレスワークショップはスタートしました。
8月14日(日)、お盆の昼下がり。
花がら染めとドライフラワーづくりを行いました。花守活動のメンバーだけでなく、ヴィヴィアン佐藤さんもきてくださり、にぎやかに作業がスタート。
花がら染めは、マリーゴールドと近所のスタッフが持ってきてくれたビワの葉っぱを使用。
たっぷりの水でしっかりと煮詰めて、染液をつくっていきます。染液は、見た目では色の違いがわからないのですが、液に浸すとマリーゴールドは黄色、ビワは淡い桃色に染まりました。
そして、センニチコウはドライフラワーに。2週間以上前からしっかり乾燥させておいたものを、ポロポロと型崩れしないように、スプレーで硬めます。茎の部分がとても弱いので、小さな花束をつくり、軸の部分をワイヤーとテープを使ってしっかり固定させました。これだけでもとってもかわいいです。
「ヘッドドレス」というと女の子向け?と思うかもしれないですが、男性も女性も関係ありません。そして、何をのせてもいいんです。とヴィヴィアンさん。お気に入りのおもちゃ、少年ジャンプなどの読み終わった漫画や雑誌、古着、トランプ、お菓子の包装紙、紙袋、フォークやスプーンなど。その場でささっとアイデアを披露してくださる場面も。
≫ ヴィヴィアン佐藤さんのヘッドドレス作品はこちら
いろんな表現の可能性がひろがる一日でした。
そして、9月はもっとたくさんの布を染める予定です。花守活動の日にあわせて、隅田川テラスの花だんでゆっくり染めてみようと考えているので、お散歩中に見かけたら、ぜひお声がけくださいね。花守活動は、毎週土曜9:30〜10:30に蔵前橋のたもとで実施中です!
実施日:2022年8月14日(日)13:30-15:30
場所:トッピングイースト両国拠点
講師:ヴィヴィアン佐藤