「隅田川道中」応援コメント到着!
10月29日・30日に開催する隅田川全長23.5kmを舞台にした祭典「隅田川道中」。出演アーティストやトッピングイーストにゆかりのある方々から、クラウドファンディングの実施に際して、応援コメントが届いています。
和田永さん
尊みに興奮する!
これは、道連れされたい。
いとうせいこうさん
Photo by Mao Yamamoto
いいメンツが集まって超面白そう!
「その道中の賑やか」であろうこと!
寺尾 紗穂さん
人をつなぎ、土地をつなぐ。
時代をつなぎ、文化をつなぐ。
ただそこにあり続ける隅田川に
今の世界をつなぎ、結ぶ。
トッピングイーストの熱い挑戦。
まだ始まったばかりですね。
岸野 雄一さん
子供の頃に「忠臣蔵」が好きだったので、赤穂浪士47人が両国から泉岳寺まで歩いた道程を辿る企画ツアーに参加したことがある。ほぼ13キロの道のりを徒歩で走破するのだが、この時に、実際に歩いてみることによって「体感する事」の重要性を強く感じた。 主君の敵討を果たし、その後、降り積もった雪を踏みしめながら、この道を歩いたのだな、と、浪士たちの実感がググッと身に迫ってきた。未明の江戸の街の沿道には、仇討ちを讃える人垣ができて声援を送ったというが、お上に逆らい行く末は切腹であろう彼らはどのような気持ちでこの道を歩いたのか。それを実時間を持って、同じ道筋を歩くことによって追体験できた。歩行が移動の主たる手段だった時代に想いを馳せることは、最近では終電車を逃してしょうがなく徒歩で帰るくらいしか機会がないが、自己存在を問い直すポジティブなチャンスと捉えている。また私は、暗い山道に、懐中電灯も持たずに分け入っていくのが好きだ。道はおろか、自分の手足を自分で見ることも出来ず、じっと立ち止まる。たまに雲間に月が出ると、かろうじて自分の足や道らしきものが見えてきて、しばらくは直進できると認識し、一歩一歩、足を前に出していく。するとまた雲間に月が隠れ、自分は歩いているのか、いや、自分が存在するのかすら、闇に紛れて曖昧になっていく。生きて帰ってこられるのかというレベルのヒリヒリした感覚。実はこの感覚は、明るい盆踊りの会場であっても感じる事がある。皆で同じ振りで踊っていると、一体感というよりも孤立していく感覚がつきまとう。これは暗い山道に分け入っていく感覚と似ている。 さて今回の催しの主題は「道中」だ。道行きを同じくしても、それぞれに去来する想いは異なるだろう。それを彩る音楽がある。きっと素晴らしい体験になるに違いない。
稲葉 俊郎さん
Photo by by.Yuki Inui
ありきたりの日常も、非日常を経過してまたに戻ると、風景は一変します。自分自身の凝り固まった意識がほぐれるからです。
隔離や分断や分離が加速していくこの世界の中で、芸術や文化活動の力で世界をむすび、橋を架ける。
お互いの心に橋が架けるイメージが、「隅田川道中」の場で共に膨み、共に育っていきますように。
細井 美裕さん
隅田川がもつ、人を集め、動かすエネルギーと、
切腹ピストルズによる魂の揺さぶりが合流する日を、心待ちにしていました。
流れに身を任せてきた私たちが
隅田川道中という求心力のもとに新たな流れの一部になるとき
いつもの景色に自分がもっと深く入り込める気がしています。
隅田川道中のメンバーと約3年間駆け抜けた私からお伝えできることはただひとつ、彼らは本気だということです。応援どうぞよろしくお願いします。
ikomaさん/イベントレーベル「胎動LABEL」主宰、1日目「渡し」プログラムご出演(MC)
想像しただけでとてもワクワクします、隅⽥川全域を舞台にしたお祭り!
川、橋、街並、賑わいを見せる人たち、そこにある詩情をことばにして持ち帰ってもらえたら幸いです!
まだ安心できない状況の中ですが、みんなでたのしいお祭りを作っていきましょう!!
GOMESSさん/ラッパー、1日目「渡し」プログラムご出演
川を渡り、通り過ぎていく風景を観て思うことはいつも決まっている。またこの場所に帰ってこられるとして、あの草花はとうに枯れているのかもしれない。僕らは詩を書くことで刹那を繋ぎ止められるだろうか。この催しに集う皆で確かめてみたい。今が通り過ぎる前、今はどんな景色だったのか。君に伝わるだろうか。詩のワークショップをします。よろしくお願いします。
高橋久美子さん/作家、作詞家、詩人、1日目「渡し」プログラムご出演
「隅田川道中」という名前にひかれ、出演させてもらうことにしました。私達は同じ時代という川を、同じ船で渡っていく旅の道連れだと思うのです。
このイベントが、人々の交流の場となり、新しい文化の生まれる支流となりますように。
今井 紀明さん/認定NPO法人DxP(ディーピー) 理事長
私たちのNPOが運営するLINE相談「ユキサキチャット」には長期化する新型コロナウィルス感染症の影響に喘ぐ10代の声や、生活必需品価格の上昇も重なって閉塞感に打ちひしがれる10代の声が多く届いています。コロナ禍の影響の中で祭りの再興に挑戦する今回の取組みが、そういった閉塞感を打開する一歩となることを願い、ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会の実現のためにも、こちらのプロジェクトを応援したいと思います。
会田 大也さん/山口情報芸術センター[YCAM]アーティスティック・ディレクター
NPO法人トッピングイーストが全力を賭けて取り組んでいる、隅田川怒涛/隅田川道中は、創造的なアイデアに溢れるイベントでありつつも、同時に非常に公共性の高い取り組みでもあります。こうした取り組みをクラウドファンディングによって支えることは、公共に市民のオーナーシップを取り戻す、一つの良い方法なのかもしれません。
岩本 唯史 さん/水辺総研・ミズベリングディレクター
かつて江戸の水辺はいまの私たちの文化の元となるさまざまな表現を生み出す、文化の孵化器でした。いまコロナ禍を経て、ふたたび身近な水辺の魅力に気がついた人たちが、日常的に散歩したり時間をすごしたりするような生活の豊かさに対する感覚が取り戻されているように感じます。
この取り組みは、そんな過去と未来をつなぎ、ギスギスして窮屈な都市生活を送るわたしたちに、自由さと表現の喜びをおしえてくれるものとなるでしょう。そしてこの取り組みへの参加が、身近にある私たちが生活する環境への新しい視点をもたらし、わたしたちが自信を取り戻すきっかけになることを期待しています。
松本 紹圭さん/現代仏教僧(Contemporary Buddhist)
このカオスはいったいなんだ….!?
『隅田川道中』に響く渦とカオス。
いつもは静かな水辺の道が、怒涛のうねりに飲み込まれていく。
踊る阿呆に見る阿呆
同じ阿呆なら踊らにゃ損々
みながゆくこの道に身を投げ出して、
怒涛の振動を味わい尽くそう。
西村 佳哲さん/働き方研究家、『自分の仕事をつくる』著者
いろいろなものが止まっていたこの2年半。
息を吐き出して、新鮮な空気が入ってくる時間。当日出くわした人々の中に、不可逆なもの、それ以前に戻れないなにかが生まれる空間をつくり出してください。
海辺や川辺、はし・ほとり・さかいは「どこでもない場所」で、ひらかれていること。わからないものを、わからないまま慈しめる場所であることを思い出せますように。
トッピングイーストとその周辺の人々が、これまでの想いと、力を、思いっきり展開出来ますように!
平野 拓身さん/株式会社ジール 代表取締役社長(渡し・河岸プログラム参画者)
「隅田川道中」は、東京の水辺の広いエリアを結び、誰もが楽しめる水辺をつくっていく原動力になるような素晴らしいイベントだと思います。昨年コロナ禍の中でもイベントを実施してきた彼らの熱い想いのもと、今回私どもも、舟運のプログラムや水辺でのマーケット・パフォーマンスの開催に協力していきたいと思っております。ぜひ、みなさんも一緒に東京の水辺を盛り上げていきましょう。
コムアイさん/アーティスト、2日目「渡し」プログラムご出演
photo by Idan Barazan
人間は川のまわりで生活を始めました。海と山という二つの大自然の間をつなぐ川の周りが、我らが俗世の舞台です。水がないと生きていけず、水が溢れては生きていけず。川への感謝を忘れずに、私たちの住む東京がもっとおもしろおかしなパワフルな場所になるように、隅田川を囲んでのお祭りが始まります。
飯田団紅さん/切腹ピストルズ 又の名を江戸一番隊 総隊長
江戸・隅田川を上から下まで練り歩き演奏する、何とも僭越ながらではございますが、生まれつきの恥知らず、良く言やぁ前向き。そう、練り歩きってぇのは前に歩くって事でございます。太鼓だ笛だ鉦だ、ひゅーひゅーどんどん小細工無し。疲れたら休みますよ。
で、また続きだ。不思議な物で、ただ歩くと疲れる時も、見つけた律動に乗っかればこれが驚き、何てぇこたぁない。それは重要なヒントだ。いにしえの時代より太鼓の音が重宝されるのは人智を超えたものですから、あたくしたちは前だけ見る。我々の活動の中でひとつの十八番となっているのがこういった練り歩きでありますが、ご近所の皆様から関係者の皆様のおかげさまにございます。
もしもお時間許せば、あっちだこっちだと隅田川沿いの道中をそれぞれ祈願ぶらさげてどうぞ御一緒しましょう。