2016年7月 扇風琴ができるまで#2 トッピングイースト トライアルレジテンス <NICOS LAB>

文:中 隆文 (中パパ/NICOS LAB メンバー)

楽器開発進行中!

こんにちは、NICOS LABメンバーの中パパです。
6月から始まったトッピングイースト トライアルレジデンスが7月16日(土),17日(日)に3週間ぶりに開かれました。前回6/25の様子は扇風琴ができるまで#1をご覧下さい)今、LABではMaker Faire Tokyoに向けてオリジナル楽器の開発を進めています!

祝:新メンバー!

NICOS LABでは、7/2にWIRED LABでオープンミーティングを実施し新規メンバーを募集開始しました。そしてなんと! その時の参加者から、あるいは口づてで興味を持った皆さんが、今回のレジデンスに参加してくれました。アーティスト和田永、トッピングイーストのインターンの加わり、にぎやかな2日間となりました!
最初は恐る恐る説明を聞いていた皆さんも、だんだんLABのアットホームで自由な雰囲気になじんでくれました。皆さんいろいろ才能やアイデア、技術をお持ちの方でした。アイデアを交換したり、初見のオリジナル楽器を弾きこなしたり サクサクっとソフトでアイディアがデータ化されるなど、あっという間に楽しい奇妙な時間が過ぎさっていきました。

「楽器のタネ」+自宅で眠っていた扇風機(20年もの)

前回のキックオフで「楽器のタネ」を持ち帰ったメンバー(というか、私ですが)が、自宅で眠っていた20年ものの壁掛け扇風機を使って、楽器を作ってきました。

扇風機のうしろにスライド式のボリュームで回転数を制御できるPC用のファンが付いています。ギターネックに見立てた木の棒を付け、ボリューム・リモコンなどを付けています。そして、これをみんなで試奏。
昨年作った換気扇サイザーの羽を試したり、今回みんなで持ち寄ったいろいろなLED懐中電灯を試したりしていろいろ試してみました。課題やアイデアが出て、もう少し改造することになりそうです。

「楽器のタネ」+レゴ

LAB最年少の椋大 (りょうた)くんは「楽器のタネ」と得意のレゴを組み合わせて可愛い楽器を作りました!

レゴで作ったプロペラが回転して光をさえぎり、「タネ」のセンサーに明滅が伝わりスピーカーから音が出ます。モーターの回転数を変化させると、周波数が変わりいろいろ面白い音が出てきます。
そして、試奏。目が真剣です。

「楽器のタネ」+扇風機(40年もの?)

エレクトロニコス・ファンタスティコス!首謀者の和田さんも今回寄付された良い感じに年季の入った40年ものの扇風機を使って早速楽器化の検討開始です。

早速メンバーで段ボールが集められ、円盤がたくさん作られました。新メンバーも参加して、いろいろ検討が進みます。いったいどんなものが出来上がるのでしょうか?楽しみですね。

  • 中 隆文(中パパ/NICOS LAB メンバー)

    1967年金沢市生まれ。会社員。関西の大学卒業後、関東でメーカーに就職。
    昔好きだった電子工作を2年前に再開。Maker Faire Tokyo 2015の会場でトッピングイーストと出会い本プロジェクトに参加。何か面白い電子楽器作ってみたいですね!