• 過去と未来、現在が巡る装置としての盆踊り

    夏のお盆の時期、死者を弔うために行われている盆踊りは、弔いだけでなく地域の紐帯やコミュニティの基盤をも担ってきました。コロナ以後の社会における盆踊りの位置付けを問い直すため、音楽家・スタディストの岸野雄一さん、美術家の弓指寛治さん、現代仏教僧の松本紹圭さんに、生と死、過去と現在と未来をつなぐものとしての盆踊りとは何かを語っていただきました。

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  • 働くことの意味を再獲得すること、その先にある民主主義への実感

    コロナ禍を通じて、衣食住といった日々の生活が大きく揺さぶられました。特に、若い世代は学校現場や就職に大きな影響をもたらしました。社会のあり方、次世代が直面する問題をどう捉えるべきか。10代に対するセーフティーネット支援を行っている認定NPO法人D×P代表理事の今井紀明さんと、働くをテーマに長年研究やプロジェクトを立ち上げられてきた西村佳哲さんにお話をうかがいました。

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  • 子どもの選択肢を広げ、自身で選び取る環境を

    コロナ禍は、あらゆる世代に影響を与えています。とりわけ、日々の学びや成長を育む子ども達への影響は小さくありません。こうした時代のなか、アートが地域の子ども達に対して可能性の選択肢を広げることができる存在になれるのか。山口情報芸術センター[YCAM]アーティスティック・ディレクターの会田大也さんと、アートエデュケーターの臼井隆志さんとともに、子ども達の未来を生み出す文化・芸術のあり方についてお話をうかがいました。

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  • アクセシビリティは、後付けではなく前提条件から問い直す

    障がいを抱える人にも、文化・芸術を楽しんでもらいたい。そのために、あらゆる場面でアクセシビリティやインクルーシブなデザインをどのように実装するかを考えなくてはいけません。『隅田川怒涛』でアクセシビリティを担当いただいた、バリアフリー化の制作会社パラブラ株式会社の山上庄子さん、視覚障がい者のためのルートマップの作成している認定NPO法人ことばの道案内代表理事で、自身も全盲の障がい者である市川浩明さんと、障がいの有無に関わらず、誰もが社会のなかで分け隔てなく過ごすための、アクセシビリティのあり方について議論しました。

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  • 文化・芸術は、地域のあらゆる領域とつながる触媒となる

    近年、地域におけるアートプロジェクトや芸術祭、日本中で多くのアートイベントが開催されるようになりました。しかし、コロナ禍で足元の生活や暮らしが揺さぶられる中、文化・芸術が担うべきものとはなにかを問い直す機会ともなりました。長野県でアーツカウンシル設立に向けて動いている野村政之さん、岡山市議として文化や教育に力をいれている森山幸治さん、大分県別府市でアートプロジェクトを長年推進してきた山出淳也さんらとともに、アートと行政の関係、地域におけるこれからの文化・芸術のあり方について意見を交わしました。

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  • 即興音楽の参加性と自治の関係、そして、音楽産業の再構築

    コロナ禍の開催となった『隅田川怒涛』では、密を避け、また、同じ空間に観客のいない状況下でのパフォーマンスの可能性を探りました。そこでは人間の持つ即興性が大いに引き出される新たな音楽表現の可能性を垣間見ることができました。黒鳥社 コンテンツディレクターの若林恵さんと、ライター・音楽批評の細田成嗣さんとともに、音楽が持つ価値の再考から始まり、表現と自治の関係性について議論しました。

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  • 移民問題、それは人間同士の共生を考えること

    東東京には、多くの外国籍の人たちが暮らしています。彼ら彼女らと私たちは、いかにして共生していけるのでしょうか。トッピングイーストのリサーチプログラム「BLOOMING EAST」で多くの外国籍の人たちと出会い、その流れで『隅田川怒涛』でパフォーマンスを形にしたアーティストのコムアイさんと、移民問題などに取り組むライターの望月優大さんのお二人に、多様な文化背景を持つ人たちと同じ地域住民として暮らすために私たちができることをテーマに、対談いただきました。

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  • 雨、それは命を育み文化を育む、水循環の源

    私たちの生活に欠かせない水。その水はどこからきて、どこへ還るのか。元墨田区職員で、洪水防止と水資源の観点から雨水利用に着目し、国技館の雨水利用プロジェクトをきっかけに日本に雨水利用を広めた村瀬誠さん。墨田区を退職後、バングラデシュで雨を活かして生命を救う天水活用ソーシャルプロジェクトも推進しています。そんな村瀬さんから、隅田川流域で活かすことのできる私たちと水と雨のあり方について語っていただきました。

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